2025年10月15日
<代表的な具材>
ほうとうにはカボチャ、きのこ、芋類などの季節の野菜や肉類をたっぷり入れて、味噌ベース(甲州味噌)の出汁で煮込みます。打ち粉がついたままのほうとう麺を入れることでとろみがつき出汁が絡んで独特の味わいが増します。
<歴史・名前の由来>
ほうとうの由来は諸説ありますが、古代中国の「はくたく」という麺類が原型という説が有力で、その後日本にも製法が伝えられ、平安時代の貴族料理として「枕草子」にも登場しています。また、戦国時代には武田信玄が陣中食として用いたという伝承があり「甲州風」として広まりました。稲作が難しく米が貴重だった甲州では麦から手軽にできるほうとうは庶民の日常食となりました。身近な野菜を豊富に取り入れ栄養価満点のほうとうが、現在、山梨を代表する郷土料理として受け継がれています。
<うどんとの違いは…?>
うどんはコシを出すために生地に塩と水を加えてしっかり練ります。ほうとうは塩を加えず水だけで生地を打ちます。そのため柔らかくてコシのないモチモチ感が特徴です。うどんは下茹でしてから調理しますがほうとうは生麵のまま入れるので具材の旨味や出汁がよく絡みます。
*ショップでは、ほうとうと出汁を販売!
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どちらも定番の【人気商品】です。
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